こんにちは。どこでもファーマーの柏木です。
私たちが栽培を担当し始めてから、そろそろ一年がたちます。
栽培を始めた昨年5月に考えていたことの一つに、
「一年じゅう緑と実りを絶やさない」
ということがありました。
都会の真ん中で、
ビルの屋上やバルコニーで、
専用ラックと専用の軽量土壌を使った野菜栽培は、
ヒートアイランド対策の一つである屋上緑化の新しい取り組みとして
社会に貢献できると考えているからです。
夏は
ナス、キュウリ、トマト、ピーマンなど人気者がもりだくさん。
秋は
なにわの伝統野菜(天王寺蕪、田辺ダイコン)に挑戦。
虫に弱いハクサイやキャベツにも取り組みました。
冬は
ビニールハウスでホウレンソウやルッコラなどの
葉物野菜を育てました。
春には
ビニールトンネルでミニダイコンやミズナを収穫しました。
今日現在もタマネギやウスイエンドウがたくましく育ち、空いたラックでは
トマト、ナス、ピーマンの栽培もスタートさせました。
暑いときも、寒いときも人間が少し手を貸してやれば、
野菜は確実に育ってくれます。
少しの工夫で年じゅう楽しませてくれます。
この一年、たくさんの人が私たちのファームに来ていただきました。
野菜をきっかけにご家族やペットの話、旅行の話、おいしい食べ方など
どんどん話題が広がります。
元気に育つ野菜の前では誰もが穏やかな気持ちになれるのでしょうか。
楽しい時間をありがとうございました。
こんなどこでもファームが街中でたくさん見られるようになれば、
風景も人の暮らしも
もっと豊かなものになるのではないでしょうか。
さて、土の中のタマネギはどこまで膨らんでくれるの?
ウスイエンドウの実ははじけるほど成長してくれるの?
楽しみはまだまだ尽きません。
次回のレポートをお楽しみに。