2011年8月25日(水)、おおさかATCグリーンエコプラザにて、セミナーと野菜の試食会を開催しました。

どこでもファーム実行委員会 委員で、大阪府 環境農林水産部 課長の勝又章様より、ごあいさつ。
大阪府では、建築物の緑化や大阪府みどりの基金を活用した緑化の助成などを行っていますが、東京都や神奈川県など他の都市部の都県と比べると、屋上緑化が進んでいません。
「どこでもファーム」は、屋上を単に緑にするだけでなく、府民に触れていただく、喜んでいただく場です。

滋賀県立大学 副学長の仁連 孝昭先生より、「屋上菜園の普及方法とその課題」についてご講演いただきました。
屋上菜園はヒートアイランドの抑制や省エネ、フードマイレージの低減など、環境負荷を下げる効果がたくさんあります。
また、地域の人々のコミュニケーションの場ともなります。
どこでもファーム第三者認証の構想もあり、夢が膨らみます。

いよいよ古庄 浩シェフの登場です。
古庄シェフは、元東京第一ホテル鶴岡 総料理長で、現在も山形県食の親善大使はじめ、いろいろなところで活躍されています。
まずは「屋上菜園での簡単な夏野菜の作り方と調理方法」について、教えていただきました。

そのあとは、お待ちかねの試食会です。
ATCのどこでもファームで採れた野菜や、山形から送っていただいた野菜を使って、古庄シェフ特製ドレッシングのサラダを作っていただきました。
色とりどりの野菜とおいしい匂いに誘われて、テーブルの周りはあっという間に人だかり!
山もりのサラダがみるみるうちになくなってしまいました。

ATC 2Fテラスのどこでもファームを見学。
どこでもファーム開発者の面々や、毎日野菜たちのお世話をしているスタッフには、質問が集中しました。
畑やガーデニングなどをされていて、栽培のアドバイスをくださる方も。

セミナー終了後は、古庄シェフによる夏野菜料理の試食会を開催しました。
山形から届いたおいしい野菜を使って、じゃがいもとだだちゃ豆のスープ、ラタトゥイユなど、たくさんのお料理が並びました。
素材の味を活かしたお料理は、どれも絶品!ついついビールも進みます。

古庄シェフの「おいしい野菜の切り方講座」も開講。
同じ野菜でも、切り方ひとつで見て美しく、食べておいしく大変身するんです。
大切なのは、よく切れる包丁を使うことと、包丁の特性を理解して切ることだそう。
シェフの見事な手さばきに、一同ため息の連続でした。

学んで、見て、味わって、大満足のセミナーでした。
これからどこでもファームがどんどん広がって、楽しい、嬉しい、おいしい笑顔が増えていくと良いですね。
ご参加いただいたみな様、ありがとうございました。