仕事、仕事で他がない人
日々のストレスで胃に穴が開きそうな人
組織と社会のしがらみに鬱々としている人
そんな人に農ライフをおすすめしたい。
勿論、農ライフと言っても、田舎に行く必要はありません。
家の庭、屋上等に小さな菜園を作りましょう、というおすすめです。
私たちの提案する菜園ラックの1㎡~2㎡で始めてください。
庭や屋上に余力があれば、2~3台(4~6㎡)やりましょう。
こんな畑にだって、沢山のものが採れるんですよ。(下の表参照)
畑は足つきの秀れもの。
屈まずに誰でも簡単に手入れができます。
夏野菜 | 秋冬野菜 | ||
ピーマン | 840個 | タマネギ | 100個 |
ミニトマト | 1320個 | ホウレンソウ | 85株 |
ナス | 210本 | 田辺大根 | 60本 |
サヤエンドウ | 840莢 | 天王寺蕪 | 60本 |
キュウリ | 230本 | ジャガイモ | 240個 |
この畑のオーナーは、資本主義社会の役割とか重荷を背負うことはありません。
お天道様以外、誰の命令もありません。
今なら、空を見て水やりを考え、温度を見て日よけを考えたり、葉の繁り具合から葉をすいたり、虫さんの活躍を応援したり、虫さんの余りの食害に木酢液等で他に行って貰ったり、うどん粉病対策と、やるべきことは無限にあります。
しかしキュウリの実がなり齧ったり、プチトマトを口に入れると、トマトの匂いと甘さが口一杯に広がり、「あぁ生きてる」。
収穫物をお隣りやお世話になった方へお裾分けすると、また新しい絆も生まれます。
就農しない農ライフに、心も身体もリフレッシュです。
この農ライフで一番間違いない努力は、土づくりです。
この土にも私たちのソリューションがあります。
土の重さはフツウの土の1/10。
水持ちはフツウの土の10倍。
肥料持ちはフツウの土の50倍。
ピートモスとモンモリナイトの化合物で、土同士がお互いをグリップしてくれて、風にも簡単に飛ばされない秀れもの。
ポイントは、最初に入れる有機肥料と、収穫後、土の上下入れ替えとおそうじ、土さんには一休み(1~2週間)して貰い、追肥をしてまたスタートです。
ワイン好きならぶどうの木を植えて、オリジナルワインにだって挑戦できます。(これは数年以上と費用がかかります)
ワイン作りは、日本の数少ない成長産業の可能性もあります。
これは屋上とかお庭では出来ませんが、病膏肓に入るで、耕作放棄地でのチャレンジで一大事業になるかも知れませんよ。
そんな可能性のある農ライフを、まず屋上、ベランダ菜園で始めませんか。
この小さな菜園にも、生物多様性がみられます。
ここに島崎藤村「若菜集」より小さな菜園の物語りを見てみましょう。
小蜘蛛は花を守り顔
小蝶は花に酔ひ顔に
舞へども舞へどもすべぞなき
花は小蜘蛛のためならば
小蝶の舞いをいかにせむ
やがて一つの花散りて
小蜘蛛はそこに眠れども
羽翼(つばさ)も軽き小蝶こそ
いづこともなくうせにけれ
小さな2m2の菜園にだって、蜘蛛さんと蝶さんの束の間のゲームに我を忘れたり、青葉を渡る風に緑に染まり、葉影で冷たい水(ビール?)など最高です。
小さな菜園はじめませんか!