測定

こんにちは
どこでもファーマーの田中です。
今日は栽培に欠かせない観測と測定をご紹介します。

どこでもファームでは毎日温度、風速の観測や水分、苗の高さや長さの測定を行っています。
それはその時に応じた効率的な手入れができるようにと考えているからです。

<温度>
温度は気温と地面の温度を測ります。
地面の温度の測定にはボタンを押すだけで地面の温度を簡単に測ることができる放射温度計を使います。
私たちはコンクリートと木の部分をそれぞれ日向と日陰に分けて測定しています。

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実際に測定してみるとコンクリートと木では晴れの日で約5℃から7℃くらい違っていました。
これは木の方がコンクリートよりも熱を吸収しにくいからです。
季節ごとに見ると7月、8月のような夏場ではコンクリートや木の温度が毎日40℃を超え、中には50度を超える日もありました。
しかし今ではコンクリートや木の地表温度が30℃程度になっています。
また日向と日陰では晴れの日で温度が約10度以上違っていました。

<風速など>
風向風速計を用いて測定します。
風は普段は植物に影響を与えませんが、台風が来ると植物が大きなダメージを受けるので、台風対策として防鳥ネットを閉じたり寒冷紗をかけたりします。

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<水分>
水分測定器で土の表面と土の奥深くの水分量を計測し、得られた水分測定の結果をもとに水をやる量を決めています。

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7月から8月までは暑い日が多かったので表面の土が乾いていることが多く、たっぷり水やりをしていました。
しかし今は表面の土が湿っていることが多く、その分1日あたりの水やり量も減りました。

〈苗の高さ>
決まった苗の地面から先端までの高さや長さを測定します。
例えばこのミズナスの苗の高さは63㎝、長さは71㎝あります。

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ミズナスの苗の高さが初めは低くても収穫の時期を迎える頃には高さが60㎝程度になり、植物の成長力に驚かされました。

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