【どこでもファーム】は、日本中の屋上の菜園活用を目指す 「食」と「みどり」の近未来型・環境プロジェクトです。特定非営利活動法人イー・ビーイングが運営しています

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どこでもファームとは?

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どこでもファーム― 今後の展望

世界最古のメソポタミア文明は、チグリス川・ユーフラテス川流域で誕生した。
いわゆる世界で最も肥沃な三日月地帯と呼ばれるイラク、シリア、レバノン、パレスチナ、エジプトへと到る半円形の地域である。
つまりここで初めて農業が根づいた場所と推定される。
ここでの習慣が、次第に南のエジプト、西の小アジア、東のインドへと広がり、また、バルト海または黒海周辺への広がっていったのである。

この頃、ヨーロッパに渡った人の遺伝子は突然変異により、皮膚の色が薄く白く、そして目が青くなったのである。(OCA2と呼ばれる色素遺伝子のAがGに置換する上流調節配列を起こしたと考えられている)
この遺伝子変異は、ヨーロッパ人のほぼ40%に達したのである。
これは、日光の力が弱い北方の人々にとって、恩恵となった。
つまりビタミンDの少ない穀類を食べる人にとって、色の薄い体は、日光によりビタミンDを生成できたのである。
こうした成果の一方で、農耕民は、牛から麻疹、乳から結核、豚からインフルエンザ、ネズミからペスト、ラクダから天然痘をうつされるという災厄とも闘ってきたのである。

しかし農業は、植物品種の変異や改良とともに、人々の努力を実らせ、少しづつ自分たちが食べる以上を生産できるようになり、富の蓄積に繋がったのである。
そして狩猟民との物々交換により、分業による成果を納めるようになったのである。
私たちは肥沃な農地の恩恵に浴し、現在の豊かな社会に住んでいる。
これはある意味、農村と都市という対比ともなっている。
これから増え続ける人口の圧力とも戦い、人々に食を提供する行為は、崇高な仕事である。

さすれば都市住民は、今のまま農村に頼っているだけで良いのだろうか。
都市においても緑を、作物を作る努力を放棄してはならない。
都市、それも大都市の聳(そび)えるビルの屋上に、畑を作ろう。
一つは食べる為、一つは緑化の為、一つは省エネの為、一つは大災害時の一時の緑野菜の為、一つはフードマイレージ削減の為、一つはそれぞれが作る作物の物々交換という人々の原初の形の贈り物として、そしてそして屋上菜園という形で新しい都市・農村交流を育みたい。
そしてできれば屋上菜園(どこでもファーム)のビルには、野菜の加工基地を併設し、野菜の新しい価値を知って貰う体験の場としたい。
これが農商工連携や6次産業化の重要要素として機能させたいのである。

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いろいろなところで、どこでもファームが活躍中です!

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