二月は、衣更着ともいう。
 寒さから「もう一枚着るものを重ねる」、本当よくできた言葉です。
 いや節電もありますが、本当いろいろ寒いです。
 2月2日に灸をすえると年中無病息災だと言われています。
 この文を読み、「あっ惜しい、過ぎている」という人の為にもう一日、8月2日がその日だとお教えしましょう。

 こうしたいい特異日は、それぞれが勝手によりうまく使えば楽しいものです。
 2月3日に季節を分ける節分があり、分けると、4日に立春となる。
 暦が変わり、気候が変わり始め、実態とそぐわない場合もありますが、寒い中に、春が立つという言葉ほど希望と夢に溢れるものはありません。
 いまわが家にも、鉢植えの紅梅と白梅が寒風の中、凛と咲き零れています。春がそこに立っているという感じです。
 さぁ今年も頑張ろうという気が沸沸と湧いてきます。

 もう少し日を重ねると、きっと次の歌となります。

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久方の 天の香具山 この夕べ

霞たなびく 春立つらしも

万葉集巻十 柿本人麻呂

 もっと欲張りな夢なら、この詩でしょう。

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梅が香を 桜の花に 匂はせて

柳が枝に 咲かせてしがな

後拾遺集 中原致時

 いいですね。
 浮世のことを忘れてリズムある詩(うた)に遊ぶ。
 これ至福です。

 私たちのどこでもファームには、寒風の中でもラディッシュ、フリルアイス、ホウレンソウ、ミニニンジン、タマネギが育っています。
 コンパニオンプラントとして、アイスプラント、イタリアンパセリ、タイム、月桃、レモンバームも一緒に頑張って育っています。
 ラディッシュは何回も収穫しています。色が美しいし、歯ごたえがあってとてもおいしいものです。
 これからジャガイモにも挑戦しようとしています。
 何かこうしてやってみると、どこでもファームの力とか魅力は限りないもので、私たちを一層元気づけ、日々を楽しくしてくれます。

 そろそろ春です。
 みな様もぜひ「どこでもファーム」に挑戦してください。楽しさとおいしさと健康がやってきますよ。
 ご相談一報を待っています。

(連絡先)どこでもファーム推進委員会 06-6614-1712
(担当) 井上明子